渋谷近辺にちょっと前から、髪の毛、服装、なんかがオレンジ色の、どうにもこうにも珍妙な輩が出没するようになったのをご存知の方がいるかもしれないが、ところで、そいつらに関する自分の不断の調査により判明した事は、多分、自分の通っている会社の近くに、なんと奴らの巣窟があるんじゃないの?って事なんである。というのも会社の近くには、内装、外装からしてオレンジ色の、挙句に外装にはちょっとアートし過ぎっていうかはっきり言うと汚い絵がペイントされている建物があるのだが、果たしてかのオレンジ装束集団が、そこにはいつも多数いるのだ。これはもう、ここにこそ奴らの本拠、あるいは支部があるとみて相違無く、オレンジの組織体系がどうなのかは知らないが、例えば人間をバッタと混ぜ合わせて改造するとか、幼稚園バスを襲撃するとかの算段を整えていてもおかしくない感じなのである。けれど、一体、あのオレンジ装束どもは何なのだろうか?
とはいえ全体、確かに未だ奴らが何者なのかは今ひとつ判然としないのではあるけど、まあ内装が美容室っぽいから、要は美容室なのかもしれない。が、入り口にある看板には「合い言葉はドドンパ ドドンパ」なんて具合に、何かの符牒か知らないが、控えめに言っても狂人の思いつきとしか思えない言葉が躍っているし、この間なんか、オレンジ部屋の中に何処からかっさらわれてきたのか、老婆と中年婦人の中間、っていう感じの女性が座らされており、周囲のオレンジ装束集団から拍手喝采を浴びている、なんていう不可思議な光景が見られたのだ。それを見、おめでとう、おめでとう、全てのチルドレンにおめでとう、なんて感じの忌まわしきエヴァ記憶を思い出す、または、身寄りの無い老婆→いかにも親切そうに近付くオレンジ→気が付いたら高額の商品を…なんて想像を自分は否応無くしてしまったんだけど、本当、あのオレンジどもは何なんかしらね。どなたかご存知ありませんか。今日は会社でちょっとばかしショックな事があったので、せめてオレンジの真相を知りたいのですよ。みいみい。
[2003.07.31]
・Machinery Melancholyセットリスト
ゆっくりしたものを中心にかけました。
1 Jellyfish / HUSH
2 RADIOHEAD / planet telex
3 MY BLOODY VALENTINE / blown a wish
4 Mercury Rev / Opus 40
5 THE FLAMING LIPS / Suddenly Everything Has Changed
6 eels / My Descent Into Madness
7 THE GENTLE WAVES / FALLING FROM GRACE
8 kincaid. / benjamin
9 LINUS OF HOLLYWOOD / Good Sounds
10 EMITT RHODES / PROMISES I'VE MADE
11 Wilco / I'm the man who loves you
12 THE PALE FOUNTAINS / THANK YOU
13 THE RASBERRIES / Come Around And See Me
14 THREE BERRY ICECREAM / Fine Day
15 Elliott Smith / baby britain
16 BIKERIDE / America's Favorite Omelettes
17 YO LA TENGO / You Can Have It All
18 the sea and cake / shoulder length
19 sebadoh / On Fire
20 Ocean Colour Scene / THE CIRCLE
21 fountains of wayne / Sink To The Bottom
22 LONGPIGS / LOST MySELf
23 FLIPPER'S GUITAR / Blue Shinin' Quick Star
24 中村一義 / 君ノ声
-----
というわけで
マシーナリーメランコリーに行ってきました。たのしかったですよ。ちなみに僕のセットリストは上記の通りです。なんか会場でカレーとか食べてたら眠くなって寝てしまいました。ちなみに、外の空気を吸おうと1回、会場の外に出てみたのですが、六本木という場所柄でしょうか、金髪でスーツを着た40代くらいのおとなのひとが「今そっちに外人3人行ったからヨ!? ア゛ー」みたいな感じの文言をトランシーバーに向けて飛ばし猛っていたので、うひゃあとおもいました。こわいですね。というわけで3人の外人さんの末路をそこはかとなく案じたのですが、聞いた話によると、最近では、おいたをした人は東京湾に沈めないで、犬に食べさせるのがトレンドだそうですよ。ああ、あと、そういえば道行く人にも、じろりとにらまれました。多分、彼は僕がインターネットで日記である事を見抜き、与し易しと見てインターネット狩りをする算段だったのかもしれません。しかし、インターネットで日記といえば、驚きの無職率を誇っていたり、戦慄の低所得を披露したりする事も多い人種ですから、そんなのを狩っても仕方あんめえ、と、あきらめてくれたようで、やあ助かりましたー。まあそんなこんなでイベントはなんとか無事に終了し、個人的にはその後、
帰りの電車が人を殺したりして大変でしたが、今こうしてぼんやりと煙草を吸っていたりして日々は過ぎているので別段悪くないんじゃないでしょうか。
[2003.07.30]
先週イベントに参加させていただいたのですが、何の因果かマッポの手先、じゃないや、因果が働いて今週も
Machinery Melancholyというイベントに参加させていただいて素人DJをかますことになりました。ていうかイベントは正直もう今日なんですけど、わたくしが極秘裏に入手した情報によれば、テキスト更新主義人民共和国の光明星、敬愛すべき
麻草様の御厚意により、テキスト喜び組なる女性集団が参加するらしく、寝れるイベントとなるらしいです。ここで言う「寝れる」とはいい年をした大人の皆様ならそこはかとなく理解できるかもしれませんが、まあそういうことです。そういうことであるはずなのですが、今、わたくしは大層頭がくらくらしており、思考力が大幅に低下している為、今までの文章は全て嘘である可能性を孕んでいます。まあ、嘘と真実の境界線などひどく曖昧であるため、わたくしにはよくわからないのですが、わたくしを信じても碌な事がないということは、あるかもわかりませんネ。
っていうか、そんなことはどうでもいいのでイベント来て欲しいです。よろしくお願い致します。来ていただかないと、わたくしは麻草さんに何をされるかわかりません!ていうか喜び組とかはマジで嘘ですが、でもイベントが開催されるのは本当です! それだけは信じてください!! お願いします!! 割と後生ですから…。
[2003.07.26]
混迷、苛烈を極める資本家層よりの迫害、そして彼らが我々に課す、自由収奪的労働環境への明確な「NO」を叩きつけるイベント、
SH2は今日開催です。ですのでみなさん、大挙して来場し、アジってオルグっちゃいましょう! 君がいればオルグっちゃう。オルグっちゃう。革命の闘志ってーすーごく強いんだー(←カントリー娘。に小林多喜二『恋人は労働者の応援団』より一部抜粋)。…なんて感じで書くと、これが戦前であれば、万国のプロレタリアートが団結してしまう恐れがあり、つまり主催者サイドの僕は官憲にマークされ、連行され、皮膚の色が大変色するほど殴られたりして死亡する恐れがあるので訂正しますが、SH2はいたって通常の、イメージカラーなんてどっちかっていうと赤じゃなくて青っていうか、普通のクラブイベントですヨ。へへー。というわけでご来場いただく予定の皆さん、本日はよろしくおねがいいたします。青山VALでぼくと握手。
[2003.07.20]
以前はほぼ日刊、という感じで更新していたものの、今は時の流れに身を任せるテレサ・テン的な更新、つまりほぼ週刊、という具合で更新しているのだから、もっと有益な情報を掲載しないといけないのかもしれない。そこで、自分が提供できる有益な情報といったらなんでしょね、と思い部屋の中をぐるりぐるりと歩いてみたのだが、会社の辞め方や、リュウのジャンプ中パンチを空中で当てると2ヒットしてその落ち際に真空波動拳が当たり都合3ヒットする、という時代遅れの情報(スパUX)や、覇王丸が怒りかつ画面端密着状態でしゃがみ大斬りキャンセル→天覇風神斬で即死(真・サムライスピリッツ)、といった数年前の甘いメモリーしか思いつかない。そういや、ガルフォードで立ち大斬りキャンセル→犬噛み付き→その間に透明人間の術、ってのもあったなあ。その後、ジャンプ大斬りをめくるように当てて(透明だから相手は回避が困難)、しゃがみ大斬りに繋げてほぼ勝ち、みたいな、ああ、懐かしい。
そんな、うっかりオールドタイプな格ゲーオタっぷりの発揮はともかく、今日はデートをしたっすよ。相手は、あまり言うのもどうかと思うのだけど、人妻というか、なんというか、年のころは70過ぎっていうか、つまり平たく言うと自分の婆ちゃんであるので本当はデ・エ・トでもなんでもないんだけど、とにかく婆ちゃんは婆ちゃん特有の婆ちゃんスキルを発動させるのが得意なので、結果、同じ話を50回くらい聞かされたよ! ちなみに、婆ちゃんには未だに、1年以上経った今でも前の会社を辞めて今は違う仕事をしていることを言っていない(騒ぐから)ので、ここらでひとつ秘密の告白、実は俺……ってなことを言おうとは思ったんだけど、最近私服でも大丈夫な職場になってさあ、スーツ着てないんだよね、という情報の開示のみに留めておいた。ちなみにそれは、僕の心の中に棲むチキンが、そうしたほうがいいんじゃねえの?って鳴いたからです。まあ、ウソは言ってないっすよ。ウソは。泥棒の始まりですしね。
[2003.07.12]
自分は様々、意にそぐわないものに対して憂いたり、自分の至らなさについて嘆いたりする憂いオタの嘆きマニアなので、その所為でしょうか牛丼屋で佐賀の歌がかかっている程度で気分が悪くなる了見の狭さや、サイト運営が数年にも渡っているというぼんくらぶりを発揮しているのですが、今日見たものですごいなあと思ったのは、雑誌に載っていた、フリーターと正社員の生涯賃金の違い、という記事でした。記事中では実際に、お札になぞらえた紙片でその違いをビジュアル的に示していて、なるほどえらい枚数の違いがあったのです。っていうかそれは、立教だかどこだかの大学が、フリーターとかいってマジありえねえんでお前ら学生にこの生涯賃金の差をわかりやすく見せてやるのでフリーターにはなるな、みたいなセミナーをやったらしいという紹介記事でした。ついでに、30代会社員が20代社員の使えなさを嘆く、という記事もあって、僕はそういう記事を見るたびに切なく哀しい心持ちになります。だって、書いてある事は年々酷くなる一方です。例えばさっきの記事で言えば、30代側の人間にも問題があるし、20代側にも問題があるし、お互いの壁は高くなるばかりで、読めば読むほど、ああこりゃだめだ、って思えてきます。
そんな社会へのアンチテーゼとして、以前やっていたサイトの完結編を書きました。社会へのアンチテーゼというお題目と、サイトの完結編とやらが結ばれるあたり自分でもよくわからないです。というかその完結編はアンチテーゼでもなんでもなくて、そもそもアンチテーゼっていう言葉を使ったのは、アンチテーゼと残酷な天使のテーゼって似てるよね、ってだけです。今日はそれが言いたかったんです。っていうより、いろいろ気持ち悪いのでそれしか言いたくありませんでした。ところでその完結編は、僕がテーゼがどうこうとか言い出した事からもお分かりかもしれませんが、割とエヴァエヴァしい感じの文章で、若干意味のわかんねえ内輪ネタっていうかそういうのも含まれていて、だからというわけでもないですが気が向いた人なら読んでもそれほど不快じゃないかなと思います。でも、気が向かない人でも、読むと、うわあこいつ臭う、俺はこいつよりはまし、なんて効用も得られるので世の中は最後までわかりませんよ。というわけで
こちらからどうぞ。最後に、それ、実は完結編でもなんでもないのです。
[2003.07.07]
服、ジーンズとTシャツを買ったんだけど、その、何か奇妙な四次元エフェクトが作用したのか、最初ジーンズが入らなかったんだよね。で、試着室でもぞもぞと格闘してたら、店員のお兄ちゃん(あからさまにキャッチ顔)が、大丈夫っすよ、多少入らなくても女の子とか、キツくても無理して履くもんすから、なんてセールストークにしても強引な事を言いやがるので、自分の心はバチカン市国ぶりを発揮して狭くなり、若干憤りそうになった。そんで、マジ自分もそういうサイズの小さい奴無理して買ったっすよこの間、でもデニムは徐々に身体にフィットしてくるんで大丈夫っすよ、なんて感じでお兄ちゃんは言い続けていたのでしつけえと思った。まあ、まあ確かにデニムはフィットするんだろうけど。ただそんなのも段々どうでもよくなってきてぼんやりしてきて、だからオーケーオーケー、買ってやるよ、そのセールス口撃、くそゲームに乗ってやるよ、ただしユーのセールス技術に屈したんじゃねえ、俺は俺のルールに従ってこれを買うのだ、そこんとこネバーフォーゲット、なんて思いながら結局購入した。なんか思わずユーとか使って英語力をジャニー喜多川よろしく誇示してしまったけど、実際問題そのジーンズ、入るには入ったけど割ときついんだよね。正味な話。だからこの先そのジーンズを履いている時は、俺は何食わぬ顔をしてるけど実はボタンを外して腹部のプレッシャーを解放している、なんていう行為を行っている可能性があるけど、もし誰か、そんな俺の秘密の花園に気付いても触れないで欲しい。というか触れないで。多分、そういうのが優しさってやつの正体だと思うよ。そう、君たち全てが、もうほんの少しだけ人に優しければ、地上は楽園になるのにね。どうして気付かないんだい?
[2003.07.02]