■なんで?いま俺色街のざわざわに同化して
 渋谷近辺にちょっと前から、髪の毛、服装、なんかがオレンジ色の、どうにもこうにも珍妙な輩が出没するようになったのをご存知の方がいるかもしれないが、ところで、そいつらに関する自分の不断の調査により判明した事は、多分、自分の通っている会社の近くに、なんと奴らの巣窟があるんじゃないの?って事なんである。というのも会社の近くには、内装、外装からしてオレンジ色の、挙句に外装にはちょっとアートし過ぎっていうかはっきり言うと汚い絵がペイントされている建物があるのだが、果たしてかのオレンジ装束集団が、そこにはいつも多数いるのだ。これはもう、ここにこそ奴らの本拠、あるいは支部があるとみて相違無く、オレンジの組織体系がどうなのかは知らないが、例えば人間をバッタと混ぜ合わせて改造するとか、幼稚園バスを襲撃するとかの算段を整えていてもおかしくない感じなのである。けれど、一体、あのオレンジ装束どもは何なのだろうか?

 とはいえ全体、確かに未だ奴らが何者なのかは今ひとつ判然としないのではあるけど、まあ内装が美容室っぽいから、要は美容室なのかもしれない。が、入り口にある看板には「合い言葉はドドンパ ドドンパ」なんて具合に、何かの符牒か知らないが、控えめに言っても狂人の思いつきとしか思えない言葉が躍っているし、この間なんか、オレンジ部屋の中に何処からかっさらわれてきたのか、老婆と中年婦人の中間、っていう感じの女性が座らされており、周囲のオレンジ装束集団から拍手喝采を浴びている、なんていう不可思議な光景が見られたのだ。それを見、おめでとう、おめでとう、全てのチルドレンにおめでとう、なんて感じの忌まわしきエヴァ記憶を思い出す、または、身寄りの無い老婆→いかにも親切そうに近付くオレンジ→気が付いたら高額の商品を…なんて想像を自分は否応無くしてしまったんだけど、本当、あのオレンジどもは何なんかしらね。どなたかご存知ありませんか。今日は会社でちょっとばかしショックな事があったので、せめてオレンジの真相を知りたいのですよ。みいみい。

[2003.07.31]

■すっごいね!
・Machinery Melancholyセットリスト
 ゆっくりしたものを中心にかけました。
1 Jellyfish / HUSH
2 RADIOHEAD / planet telex
3 MY BLOODY VALENTINE / blown a wish
4 Mercury Rev / Opus 40
5 THE FLAMING LIPS / Suddenly Everything Has Changed
6 eels / My Descent Into Madness
7 THE GENTLE WAVES / FALLING FROM GRACE
8 kincaid. / benjamin
9 LINUS OF HOLLYWOOD / Good Sounds
10 EMITT RHODES / PROMISES I'VE MADE
11 Wilco / I'm the man who loves you
12 THE PALE FOUNTAINS / THANK YOU
13 THE RASBERRIES / Come Around And See Me
14 THREE BERRY ICECREAM / Fine Day
15 Elliott Smith / baby britain
16 BIKERIDE / America's Favorite Omelettes
17 YO LA TENGO / You Can Have It All
18 the sea and cake / shoulder length
19 sebadoh / On Fire
20 Ocean Colour Scene / THE CIRCLE
21 fountains of wayne / Sink To The Bottom
22 LONGPIGS / LOST MySELf
23 FLIPPER'S GUITAR / Blue Shinin' Quick Star
24 中村一義 / 君ノ声

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 というわけでマシーナリーメランコリーに行ってきました。たのしかったですよ。ちなみに僕のセットリストは上記の通りです。なんか会場でカレーとか食べてたら眠くなって寝てしまいました。ちなみに、外の空気を吸おうと1回、会場の外に出てみたのですが、六本木という場所柄でしょうか、金髪でスーツを着た40代くらいのおとなのひとが「今そっちに外人3人行ったからヨ!? ア゛ー」みたいな感じの文言をトランシーバーに向けて飛ばし猛っていたので、うひゃあとおもいました。こわいですね。というわけで3人の外人さんの末路をそこはかとなく案じたのですが、聞いた話によると、最近では、おいたをした人は東京湾に沈めないで、犬に食べさせるのがトレンドだそうですよ。ああ、あと、そういえば道行く人にも、じろりとにらまれました。多分、彼は僕がインターネットで日記である事を見抜き、与し易しと見てインターネット狩りをする算段だったのかもしれません。しかし、インターネットで日記といえば、驚きの無職率を誇っていたり、戦慄の低所得を披露したりする事も多い人種ですから、そんなのを狩っても仕方あんめえ、と、あきらめてくれたようで、やあ助かりましたー。まあそんなこんなでイベントはなんとか無事に終了し、個人的にはその後、帰りの電車が人を殺したりして大変でしたが、今こうしてぼんやりと煙草を吸っていたりして日々は過ぎているので別段悪くないんじゃないでしょうか。

[2003.07.30]

■女の子の取り調べタイム
 先週イベントに参加させていただいたのですが、何の因果かマッポの手先、じゃないや、因果が働いて今週もMachinery Melancholyというイベントに参加させていただいて素人DJをかますことになりました。ていうかイベントは正直もう今日なんですけど、わたくしが極秘裏に入手した情報によれば、テキスト更新主義人民共和国の光明星、敬愛すべき麻草様の御厚意により、テキスト喜び組なる女性集団が参加するらしく、寝れるイベントとなるらしいです。ここで言う「寝れる」とはいい年をした大人の皆様ならそこはかとなく理解できるかもしれませんが、まあそういうことです。そういうことであるはずなのですが、今、わたくしは大層頭がくらくらしており、思考力が大幅に低下している為、今までの文章は全て嘘である可能性を孕んでいます。まあ、嘘と真実の境界線などひどく曖昧であるため、わたくしにはよくわからないのですが、わたくしを信じても碌な事がないということは、あるかもわかりませんネ。

 っていうか、そんなことはどうでもいいのでイベント来て欲しいです。よろしくお願い致します。来ていただかないと、わたくしは麻草さんに何をされるかわかりません!ていうか喜び組とかはマジで嘘ですが、でもイベントが開催されるのは本当です! それだけは信じてください!! お願いします!! 割と後生ですから…。

[2003.07.26]

■なのに、何処行ったんだよー!!
■SH2セットリスト
1 THE FLAMING LIPS / Fight Test
2 GOLDSTONED / Fist Time
3 New Order / Bizzare Love Triangle-94
4 DIE MOONLINETTES / Liebe Auf Dem Laud
5 They Might Be Giants / PurpleToupee
6 EELS / Dirty Girl
7 The Thrills / SAY IT AIN'T SO
8 France Gall / Avant La Bagarre
9 IMPERIAL TEEN / Ivanka
10 Littlestone / Ruby
11 THE SOFT BOYS / Insanity Jealous
12 GANG OF FOUR / Damaged goods
13 The B-52's / party out of bounds
14 bis / sweet shop avengerz
15 fountains of wayne / Bright Future In Sales
16 Weezer / Surf Wax America
17 ASH / Angel Intercepter

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 SH2第2回目に来てくださった皆様、どうもありがとうございました。お陰様で楽しかったです。そして、僕の都合でご迷惑をおかけしたにも関わらず、色々対応をしてくださったスタッフの方々にも、本当に感謝しています。重ねて、お礼を申し上げます。ありがとうございました!!
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■日記
 夏という事ですから、様々な怪奇現象やあなたの知らない世界、といった類の話が好まれる季節ですから、今日はひとつそういった話を書きます。さて、奇妙な事は、以前から僕の周りにひとつあり、そして、それは何かというと、驚くなかれ、服が消えるというバミューダエフェクトです。つまり、僕が割と心血注いで稼いだお金で買ったお洋服、それが、ある日、忽然と…。消えて…。お陰様で、Tシャツやら下着、靴下などが消え、このままでは着る服がなくなり、ロマンティック裸体モードで街を歩かざるを得ません。そんな、極めて前衛的な、30世紀のファッションというか、俺の裸体ファッションが理解出来ない奴は永遠にファッションの本質に辿り着けない、カートコバーンは俺の替わりに死んだのかもしれない…といった塩っぽい科白を吐いてしまいかねないいでたちで街を歩く事は、平たく言って危険というか、職質、逮捕へ至るビクトリーロードをも歩いてしまう事になるので、ああ、まったく本意ではありません!!

 このような恐ろしい現象が何故、起こるのか。以前より考えているのですが、しかし、俺の脳味噌ってばちょっとばっかし優秀じゃねえの?っていう勢いで、実は既に原因解明の糸口はとっくに掴んでいます。というのも現在、僕の家には親がおらず、1カ月に1度ほどしか帰ってきません。また、遠方より祖母が来たりて笛を吹く、じゃないや、兎に角祖母が来る事が、年に数回あります。そしてその、親、および、祖母が帰った後に、どうやら怪奇現象が起きている様子なのです。ということは、これはもう、彼、彼女が何か重要なキーを握っているに相違ありません。だから奴らが服を消す何らかのマジックを使っているのは明白であり、アツいし、ヤバいし、間違いないっていうので、幾度か彼、彼女を問い詰めたことがあります。しかし…ここでいつも、更なる怪奇現象が起こります。事態は、より混迷を極めるのです。そう、彼、彼女は、そんな事は知らない、お前の服の管理が悪いのだ、という文言を再生するばかりなのです! こちらとしては、え、だってあなた、俺の服をコインランドリーで一気に洗濯するとかいって、持っていった筈じゃないの?なんて思っているわけですが、最早文言再生マシーンと化している彼らには僕の訴えは届かず、そうして最近も、おNEWのTシャツが忽然と消える事と相成ったのでした。ねえ、僕のあの、具合のいいTシャツ、何処へ行ったのでしょうね。答えて欲しいな。

[2003.07.24]

■オールナイトロング
 混迷、苛烈を極める資本家層よりの迫害、そして彼らが我々に課す、自由収奪的労働環境への明確な「NO」を叩きつけるイベント、SH2は今日開催です。ですのでみなさん、大挙して来場し、アジってオルグっちゃいましょう! 君がいればオルグっちゃう。オルグっちゃう。革命の闘志ってーすーごく強いんだー(←カントリー娘。に小林多喜二『恋人は労働者の応援団』より一部抜粋)。…なんて感じで書くと、これが戦前であれば、万国のプロレタリアートが団結してしまう恐れがあり、つまり主催者サイドの僕は官憲にマークされ、連行され、皮膚の色が大変色するほど殴られたりして死亡する恐れがあるので訂正しますが、SH2はいたって通常の、イメージカラーなんてどっちかっていうと赤じゃなくて青っていうか、普通のクラブイベントですヨ。へへー。というわけでご来場いただく予定の皆さん、本日はよろしくおねがいいたします。青山VALでぼくと握手。

[2003.07.20]

■ツナ男爵
 今日は日記が長いです。
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・ソニンライブ
 渋谷AXに赴き、ソニンのライブを観てきた。割と近い距離(数メートル〜10メートル程度か)で観た、という所為もあるかもわからないけれども、そして別段、派手な演出などないライブだったけれども、そんなものは必要ないと思わせるのに十分な、いいライブだった。1曲目の『東京ミッドナイトロンリネス』、いきなり客を“連れてゆく”、のっけからの伝家の宝刀。ライブのオープニングっていうのはこういう曲がいい。間近で観るスタンドマイク・アクションに、ほほう、と感心、胸が躍った。

 ライブに行く前に事前情報は何も仕入れてなかったので、EE JUMPの曲やんのかな、やるとしたらユウキパートはどないすんやろ、と思っていたんだけれど、果たしてEE JUMPの曲は流れ、そして当然のようにユウキ声が聴こえてきたのでこれも嬉しい事だった。何故って、アーイェー!ってな具合にユウキに合わせて一緒に歌えるんだぜ!! 僕はユウキに合わせて歌えるんだ、こんなに嬉しいことはない。と、思わずアムロ・レイ口調でそう思った。
 ちなみに自分は、ソニン、EE JUMP共にシングルは実は持っておらず、B面曲はほとんど聴いたことがないのでセットリストには微妙にわからない曲もあったが、それもほとんど気にならなかった。ソニンの動きは何かピシッとしていて気持ちいいし、曲もそこまで詳しくは知らずとも楽しめるものだったからだ。『好きな人だから』と『国領』を言い間違えるというテンパりぶりをソニンが披露したり、流しのギター・スタイルでの弾き語りを途中に挟んだりしつつ(ソニンのイメージとオーバーラップする楽曲群に、うわあ、と思ったのと、そして歌声が良かった。ソニンは、かなり幅広い歌い方が出来るし、歌う力があると実際に観て感じた)、『カレーライスの女』『津軽海峡の女』の「女」シリーズヒット曲を放ちつつ、ライブは進む。しばらくして『奮起せよ!』が流れたのだけれど、やっぱり『奮起せよ!』はいい。そういやこの曲、スティーブン・タイラーが歌ってそうな感じもあるなあと思った。

 次辺りだったか、こりゃまたえらく恰好いい曲だなあと思いつつ身体を音に合わせてた曲があったんだけど、どうやらその曲は『ADA BOY & DA GIRL』というらしい。これは、『EE JUMPコレクション1』に収録予定だったとのことで、自分も正直知らなかったしこの曲が広く知られてはいないのは実に残念だなあという感じ。そしてこのライブの自分的ハイライトは、その『ADA BOY & DA GIRL』を含めた3曲で、『ADA BOY & DA GIRL』『イキナリズム!』『青春のSUNRISE』という流れにまんまとしてやられた。とても楽しかった。特に『青春のSUNRISE』はすごい。この曲が出た当時の自分はEE JUMPには割と目もくれずにいた時期で、というかそれはEE JUMPまで追いかける余裕のあまりない時期だったこともあるけど、やっぱもっとちゃんと聴かないと駄目だなあとかなり後悔したくらいだ。損してるなあ。

 その後は、ラスト&アンコール2曲、だっただろうか。曲も良かったのだが、特筆すべきはソニンがユウキについて触れた事と、スタッフ1人1人の名前をソニンが紹介した事かなと思う。「今でも(いつでも、だったかもしれない)ユウキが隣にいるような気持ち」だというような事をソニンは語っていて、割と、というかかなり心を揺さぶられた。この揺さぶられる感じ、類似したものを僕はかつて体験していて、その時の体験からすると、あれだ、こういうのを聞くとうっかりマジオタ化してしまいかねないんだよなあ、という事を知っている(したらそれはそれで、全然アリだと思う)。それくらい、いい話だった。それと、スタッフ1人1人の名前をソニンが紹介、も素直に感心した。あんなに大勢のスタッフの名前をしっかり覚えているなんて、六角屋(近所のラーメン屋。店員が尋常じゃない数の注文を暗記するのですごい)の店員でもあんなに覚えられないのでは?というくらい素晴らしい。とまあ、何か妙なベクトル混じりで感心してしまったけど、考えてみれば、本当にいいライブだったと思う。音楽に合わせて楽しく身体を動かす、というのを久しぶりに味わった。まあ、無駄に騒いでた客は、ちょっとだけ空気を読んで欲しかったけど。っていう感じでおしまい。
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・ここから普通の日記
 自分は料理を作るのが面倒臭いのでよく外食をする。だものでこのままでは食費がかさみ、あなたの持ち歌は?と聞かれれば、満面の笑顔で、はい!貧窮問答歌です!なんて答えてしまいかねないほどの状況に陥るのではないかといつも戦々恐々としているのだが、先日外食したところ、隣に興味深いおねえさん達がいた。

 何が興味深いって、年のころは自分と同じくらい、といったおねえさんの1人が、あまり内容は詳しく聴こえなかったもののどうやら、いかに自分の半生が破天荒であったか、というか男をお手玉お手玉ほほほいほいといった感じであしらい楽しんできたか、という事を語っていたようであった事だ。そしてもう1人のおねえさんは、そんな彼女に感心したのか、それとも迎合したのか知らないが、あんたには才能がある、その稀有な体験談を本にまとれば?なんて事を言っていて、まあ、勿論そんな話は特別おもしろくもなんともないので本はどうかなあと思った次第なんだけど、おねえさんおねえさん、あなたにぴったり、インターネットっていういい場所がありますよ、なんて教えたい気分になってしまった。そして、その日はそれの他に特に気になる事もなく終わった。

 なんて、自分の勘違いインターネットぶりを棚に上げまくって皮肉っぽい事を思い浮かべていたのが悪かったのだろうか。今日、自分は鉄槌、報いを受ける事となってしまったのである。というのも、会社の喫煙室が近々なくなり、僕にとっては憩いの場という以上に重要な意味を持つ部屋がなくなってしまうというのだ!
 そうなると、会社において喫煙可能な場所は、会議室か社長室という有様である。会議室はそれこそ、社内・社外問わず人間が来訪し、打ち合わせや会議をしているから気軽に喫煙に赴けやしないし、社長室はいわずもがなだ。社長とか偉い人は何処でも煙草が吸えるだろうけど、自分のような吹けば飛ぶような存在は、一体何処で喫煙すればよいのだろうか…。そう、これは所謂パワハラ、蟹工船へ至る道ではないのか…。というわけで、喫煙室が潰されない様にするには、僕らの七日間戦争を展開するしかないかもしれない、という結論に至り、今日、僕は大いに落胆しているんです。当然、今日はやる気がなくなって作業効率が低下し、いつもより業務中にインターネットをたくさんしちゃったのです。それが僕のささやかな反抗なのでした。でもこの間、会社に大遅刻した挙句、テキストっぽいサイトとか自分のサイトとかを偉い人に開かれて、関君何だねこれは? あ、いえ、それはその……!なんて感じでマジ狼狽の極み、っていう悪夢を見たのもあって怖いので、ほどほどにしますけど。あれは本当に怖かった。石化するかと思った。

[2003.07.16]

■Heaven Is
 以前はほぼ日刊、という感じで更新していたものの、今は時の流れに身を任せるテレサ・テン的な更新、つまりほぼ週刊、という具合で更新しているのだから、もっと有益な情報を掲載しないといけないのかもしれない。そこで、自分が提供できる有益な情報といったらなんでしょね、と思い部屋の中をぐるりぐるりと歩いてみたのだが、会社の辞め方や、リュウのジャンプ中パンチを空中で当てると2ヒットしてその落ち際に真空波動拳が当たり都合3ヒットする、という時代遅れの情報(スパUX)や、覇王丸が怒りかつ画面端密着状態でしゃがみ大斬りキャンセル→天覇風神斬で即死(真・サムライスピリッツ)、といった数年前の甘いメモリーしか思いつかない。そういや、ガルフォードで立ち大斬りキャンセル→犬噛み付き→その間に透明人間の術、ってのもあったなあ。その後、ジャンプ大斬りをめくるように当てて(透明だから相手は回避が困難)、しゃがみ大斬りに繋げてほぼ勝ち、みたいな、ああ、懐かしい。

 そんな、うっかりオールドタイプな格ゲーオタっぷりの発揮はともかく、今日はデートをしたっすよ。相手は、あまり言うのもどうかと思うのだけど、人妻というか、なんというか、年のころは70過ぎっていうか、つまり平たく言うと自分の婆ちゃんであるので本当はデ・エ・トでもなんでもないんだけど、とにかく婆ちゃんは婆ちゃん特有の婆ちゃんスキルを発動させるのが得意なので、結果、同じ話を50回くらい聞かされたよ! ちなみに、婆ちゃんには未だに、1年以上経った今でも前の会社を辞めて今は違う仕事をしていることを言っていない(騒ぐから)ので、ここらでひとつ秘密の告白、実は俺……ってなことを言おうとは思ったんだけど、最近私服でも大丈夫な職場になってさあ、スーツ着てないんだよね、という情報の開示のみに留めておいた。ちなみにそれは、僕の心の中に棲むチキンが、そうしたほうがいいんじゃねえの?って鳴いたからです。まあ、ウソは言ってないっすよ。ウソは。泥棒の始まりですしね。

[2003.07.12]

■それでも割と元気で楽しい
 自分は様々、意にそぐわないものに対して憂いたり、自分の至らなさについて嘆いたりする憂いオタの嘆きマニアなので、その所為でしょうか牛丼屋で佐賀の歌がかかっている程度で気分が悪くなる了見の狭さや、サイト運営が数年にも渡っているというぼんくらぶりを発揮しているのですが、今日見たものですごいなあと思ったのは、雑誌に載っていた、フリーターと正社員の生涯賃金の違い、という記事でした。記事中では実際に、お札になぞらえた紙片でその違いをビジュアル的に示していて、なるほどえらい枚数の違いがあったのです。っていうかそれは、立教だかどこだかの大学が、フリーターとかいってマジありえねえんでお前ら学生にこの生涯賃金の差をわかりやすく見せてやるのでフリーターにはなるな、みたいなセミナーをやったらしいという紹介記事でした。ついでに、30代会社員が20代社員の使えなさを嘆く、という記事もあって、僕はそういう記事を見るたびに切なく哀しい心持ちになります。だって、書いてある事は年々酷くなる一方です。例えばさっきの記事で言えば、30代側の人間にも問題があるし、20代側にも問題があるし、お互いの壁は高くなるばかりで、読めば読むほど、ああこりゃだめだ、って思えてきます。

 そんな社会へのアンチテーゼとして、以前やっていたサイトの完結編を書きました。社会へのアンチテーゼというお題目と、サイトの完結編とやらが結ばれるあたり自分でもよくわからないです。というかその完結編はアンチテーゼでもなんでもなくて、そもそもアンチテーゼっていう言葉を使ったのは、アンチテーゼと残酷な天使のテーゼって似てるよね、ってだけです。今日はそれが言いたかったんです。っていうより、いろいろ気持ち悪いのでそれしか言いたくありませんでした。ところでその完結編は、僕がテーゼがどうこうとか言い出した事からもお分かりかもしれませんが、割とエヴァエヴァしい感じの文章で、若干意味のわかんねえ内輪ネタっていうかそういうのも含まれていて、だからというわけでもないですが気が向いた人なら読んでもそれほど不快じゃないかなと思います。でも、気が向かない人でも、読むと、うわあこいつ臭う、俺はこいつよりはまし、なんて効用も得られるので世の中は最後までわかりませんよ。というわけでこちらからどうぞ。最後に、それ、実は完結編でもなんでもないのです。

[2003.07.07]

■これがなくっちゃ始まらない!夏の6大ヒットアイテム!!
 服、ジーンズとTシャツを買ったんだけど、その、何か奇妙な四次元エフェクトが作用したのか、最初ジーンズが入らなかったんだよね。で、試着室でもぞもぞと格闘してたら、店員のお兄ちゃん(あからさまにキャッチ顔)が、大丈夫っすよ、多少入らなくても女の子とか、キツくても無理して履くもんすから、なんてセールストークにしても強引な事を言いやがるので、自分の心はバチカン市国ぶりを発揮して狭くなり、若干憤りそうになった。そんで、マジ自分もそういうサイズの小さい奴無理して買ったっすよこの間、でもデニムは徐々に身体にフィットしてくるんで大丈夫っすよ、なんて感じでお兄ちゃんは言い続けていたのでしつけえと思った。まあ、まあ確かにデニムはフィットするんだろうけど。ただそんなのも段々どうでもよくなってきてぼんやりしてきて、だからオーケーオーケー、買ってやるよ、そのセールス口撃、くそゲームに乗ってやるよ、ただしユーのセールス技術に屈したんじゃねえ、俺は俺のルールに従ってこれを買うのだ、そこんとこネバーフォーゲット、なんて思いながら結局購入した。なんか思わずユーとか使って英語力をジャニー喜多川よろしく誇示してしまったけど、実際問題そのジーンズ、入るには入ったけど割ときついんだよね。正味な話。だからこの先そのジーンズを履いている時は、俺は何食わぬ顔をしてるけど実はボタンを外して腹部のプレッシャーを解放している、なんていう行為を行っている可能性があるけど、もし誰か、そんな俺の秘密の花園に気付いても触れないで欲しい。というか触れないで。多分、そういうのが優しさってやつの正体だと思うよ。そう、君たち全てが、もうほんの少しだけ人に優しければ、地上は楽園になるのにね。どうして気付かないんだい?

[2003.07.02]