■女性誌読了日記
 an anにて「男の気持ちを徹底解明」的な特集が組まれていたんだけど、その中に「本命の恋人候補としている女性に対しては、男は、メールで普段とは違う言葉遣いをする」という事が書いてあった。なるほど、心中心憎からず思っている女性に対しては、男は自然とそうなるものなのかなあ、とは思ったのだが、その、男が使う違った言葉遣いを見分けるポイントとして「例えば、語尾に“にゃん”をつけるなどがあります」というのが挙げられていたので、an anを読んでいる最中のガラスのマイハートに一気に暗雲が立ち込めた。まず、おいおい、にゃんは無えだろ、にゃんは、なんて思ったのだが、ひょっとしたら、自分以外の世の男性諸氏は、にゃんという言葉を使って女性に恋のアプローチショットを放っているのかもしれないではないか、と思うと呆然としてしまった。何故って、まあ自分の場合、女心がわからないのはデフォルトなので仕方がないが、男の作法(この場合は語尾に“にゃん”をつけるのが作法)もわからぬのだなあ、ということになってしまっては割と沽券に関わるのでは?と思ったからだ。

 っていうかみんな、実はにゃんとか使っているのだろうか。もしや自分が知らないだけではないのか。そう、本当は皆、俺の知らないところで、どいつもこいつもにゃん、にゃん、と日々鳴いているのかもしれない。しれないのだが、ただ、自分はどうしたってそれに違和感を感じてしまう…。だいたいそんな、力が抜けそうな語尾というか、O+T+A+K+U=OTAKUっぽい語尾というか、もっと言うとそんな地球の未来にご奉仕してしまいそうな語尾で大丈夫なのだろうか? はなはだ疑問だ。
 しかし、だ。もし皆が使っていた場合、にゃんに違和感を感じる自分はきっと間違っていて、そうすると世の男性諸氏が謳歌するような恋愛レボリューションを起こせない、ということになってしまう。それは、そう考えるとまずいかもしれない。けれども、そう考える方が自然かもしれない、とも思う。だって、だって、そう考えると自分のあれっぷりとか色々辻褄が合うからだにゃん。まあそういうわけでおやすみ。割と眠いですよ。

[2003.06.26]

■来てくれないと困るんです!(ソニンっぽい笑顔で)
 頭が痛いので今日は告知をします。来る7月20日(日曜。次の日は祝日)、青山VALにて、Soul Happy Hourというイベントの第2回が開催されます。お暇な方はぜひぜひご来場くださいませ。第2回、っていうことは第1回もあったわけで、前回は11月でしたか。光陰がその矢っぷりを如何なく発揮した結果、もう半年くらい経ってるんですね。早いものです。時間って、怖いわあ。で、どうやらまたご縁がありまして、今回も僕はあからさまな素人ぶりを見せつつスタッフとして参加する事になりました。久々なのでCDJの使い方から思い出さないといけません。わー大変だなあ。最近、fountains of wayneの新譜とか買ったんですが、自分としてはそういうの辺りをかけるつもりっぽいです。夏だし、ロックがいいんじゃねえの?って思うからです。というか、ロックくらいしかCD持ってないからってのが最大の理由ですけど。

 今回は会場がOSHAREタウンとして名高い青山ということで、まあ僕なんかはあの辺、庭みたいなもんなんでがんばります。って嘘です。よく知りません。当日の目標はまず迷子にならない事です。あと、闇の諸事情により、皆様がたくさん来場してくださると主催者のかとぅさんとか眞鍋くんという人なんかが涎を垂らしたりその場で前転をしたりして喜ぶらしいので、いい年をした男性2名の痴態を見たい方はぜひともいらっしゃってくださいネ。

[2003.06.24]

■日常雑記
 やっぱり僕は、いらない人間なんだ……なんて、エヴァンゲリオン感に満ち満ちた書き出しで始めてしまったのは、つまりはそれ、家に帰ったらいきなりエヴァのDVD(第壱話だけ収録されたやつ)が湧いたように発生していたのと、掲示板に書き込みが無かったからです。ですので、なんて残酷な世の中なんでしょう! ホワット ア 残酷な 世の中!! というこんな具合に、ものすごく間違ってそうな英語もどきを書いてしまうくらい僕は世の無常さ、残酷さについて思いを馳せていたのですが、残酷という言葉の後に、天使だとか、テーゼだとか、そういうぴりぴりしてしまう単語を書かなかったのは、幾許か残った僕の何かが発露した結果だと思っていただきたい、と願っています。ところでエヴァはなんか数年ぶりに見ました。うわあと思いました。うわあと、思ったのです。しかし不覚にも、続きを見たくなってしまいまして、そこでまた、うわあと思いました。ただ、家には続きを収録したメディアが今は無いので、諦めました。

 でも、ちなみに、気が付いたら、実は掲示板には書き込みがありました。それが最近うれしかったランキング上位に入る出来事です。3位くらいでしょうか。それが3位という相当上位にくるあたり、何か人生とかそういうのに多少の障害があるのでは?という風情ですが、そういうのは別段、構いやしません。掲示板に書き込みがあった、という、一般的に見ればたいした事の無いものが、僕にとっては嬉しい出来事が増えました的、言うなればザ☆ピ〜ス的に僕の胸に迫ったとして、何の問題がありましょう。掲示板に書き込みが欲しい、なんて日記を書いて、その反応が書き込みという形であらわれた、そしてそれを喜色満面、見つめている自分というのはおぞましい、きもちわるい、と思われる向きもありましょうが、そして、時にはそのおぞましいと感じる心情も理解できる僕ですが、実のところ根底の部分ではきもちわるいと思っていません。何故って僕は日記が書いてあるサイトというものが好きで、結局、最終的には愛してすらいて、それを否定する事は愉快痛快の否定スパイラルに陥る行為だからで、って、あ、言っちゃった。うん、とにかくなんか、うれしかったです。えへへ。あと最近、珍しく本を買いました。子供の頃によく読んでいた宮沢賢治の本。描写が夢の中っぽいからこの人のお話はとても好きです。そして夢といえばこの間、自分の携帯電話が重力子放射線射出装置みたいなのに変化してすごいことに、みたいなのを見て結構面白かったです。おしまい。

[2003.06.21]

■掲示板に書き込みが無く、寂しい思いをしているので更新
 昨日意味のわからぬ更新をしてからというもの、読み返せば読み返すほどに恥ずかしくなってきて、だからもう一度更新をして、昨日の文章を覆い隠したくてたまらない。今日はその、覆い隠さねば、覆い隠さねば、といった思いが日中、自分の心胆を寒からしめており、その所為でいそいそとこうしてキーボードをタイプしている次第なのだが、このような行為の持つ意味は、恥の上塗りという言葉が持つそれと同一であったりなかったりするのでどうにももどかしい。

 ところで本日は、電車で隣に座った女性が「幸せになるヴードゥー魔術」とかいう文章を一心不乱に読んでいて狼狽した。というのも、例に漏れず自分も、ヴードゥーといえばゾンビや黒魔術といったイメージを思い出すのであり、この女性はさぞかし魔術に精通しているのであろうなあ、という随分な感想を抱いたからだ。しかし実際には、ヴードゥーだって存外、愛に溢れた神聖なものなのかもしれないし、これ以上の言及は避けようと思う。というより、何せ魔術が怖い。って、あ、いかにも偏見に満ちている事を書いてしまった。ヴードゥーさんえらいすいません。とまあ、幸せになるヴードゥー魔術が掲載されていたのは、“占い”や“スピリチュアル”などの単語が踊る、やや神秘寄りの女性誌のようだったが、一体、自分は近頃の女性誌がよくわからない。いや女性誌よりももっとわからない事がある。つまりはまあ神秘の魔術はともかく、それにしたって近頃の女性にとんとわからぬ事も多く、残念に思う事も多いのだ。等と言うと、自分の事を女性の機微を知らぬ野暮、益体も無い輩とみなす向きもあろう。果たしてそれは事実なので開き直る他無いのだが、まあ自分がわからぬのは例えば、近頃流行の女性の服装などがまずわからないのだ。自分には、女性の服に対する好み、これを着ていないと厭だ、それ以外の服を着ているのを見るくらいならいっそ泣いてしまう、というのがさして無く、まあ女の人はよほど珍奇なものでなければ何を召してても可愛いよね、なんていう無難な立ち位置を維持していたのだが、この頃世に跋扈する、なんだかふわふわしているというか、はっきり言うとバック・トゥ・ザ・80年代といった感じのあの服装だけはどうにも微妙な気分になり、諸手を挙げて可愛いという事が出来ない事がわかった。

 と、こんな事を書くと、実際にそのような服装を好んで着ている女性から非難の声を頂きかねないというか、自分の心に激しい打擲が加えられかねないと畏怖してしまうのだが、ひとつ言わせて貰うなら、だってありゃ、ガンダム史上最も私服のセンスが無い、と称されたフォウ・ムラサメを思い出すんである。まあ、センスが云々なんていっても、それを言っているのは所謂ガンオタであるためさほど説得力は無いのかもしれないが、とにかくこの際思い出すのはサラ・ザビアロフでもなんでもいいのだ。自分にとってアニメを思い出してしまうあれがアリとされる風潮が理解出来ないのである。そしてあれを、アニメじゃない、アニメじゃない、本当の事さ、という扱いで流布しようとする服飾業界の意図もようわからんのである。そして、あれを見ていると理解が出来ないので、いよいよ自分もほどよく年齢を重ねてしまった、なんて回りくどい言い方をするのは止めよう、年を取ってしまったのではないかと怖くなってしまうのだ。みたいな事をぼんやり考えているとまた一日が終わってしまうので厭だ。ついでに言うと先の冬頃女性の間で流行した、ブーツの中に裾を入れる、というのもまるでわからなかったというより、はっきり嫌いだったので、もう、本当に、年を取ってきたのかもしれない。年を取るのは本当に厭だ。自分の誕生日は冥土への一里塚、というのは真実そうなのだなあというか、自分は冥土にもメイドにも興味が無いものだから厭だなあと思う。なんて、また碌でも無い更新をしてしまった。こんな文章、いつか埋めてやる。ちなみに、今日の日記のタイトルは自分の慎ましやかなアピールなのだが、まあ、掲示板、自分のレスに心が篭っていないから仕方が無いのかな、とも思う。

[2003.06.18]

■グッチャー
 Y市K区が鬱屈とした工場と化してしまってから、もうずいぶんと経ちます。かつてK区と呼ばれていた、件の鬱屈工場は抜群の高生産性を誇り、生産ラインに乗り、ベルトコンベアー経由で処理装置に入れられ、加工される人々から発せられる怨嗟の言葉は日々途切れる事がありません。そして呪詛の声は騒音を生み、その騒音が何デシベルに達したか、という、ラインの管理者はその点において評価されます。だから、騒音値の増減を示す折れ線グラフは、ライン管理者の生命線とも言うべきものです。グラフが上に傾けば破顔一笑、下に傾けば顔面蒼白、管理者の機嫌の上下は、それはもうせわしないものでした。ところで、K区は元々坂の多い街でしたが、あの折れ線グラフは坂の傾きを思い出させます。
 Mさんは、ラインを管理する側の1人だったのですが、この度めでたく、成績不良から自分もラインに乗ることとなりました。最後の時のほんの少し前、Mさんは手を頭上に翳し、ピースサインを作りました。あんまり別に、面白いものではありませんでした。そしてKさん。Kさんは、休日になっても工場に働きにくるという、極めて勤勉というか、不可解な人でしたが、ある日、わあっ、と叫んだかと思うと、見たことのない笑顔でベルトコンベアーに乗り込んで、処理装置に吸い込まれてゆき、その後、彼はもう働かなくてもよくなりました。

 「俺はあの、坂の上にあったスーパーで、誰が使うんだろうっていうような調味料を見るのが好きだった」
 S地区の管理者、Sさんは決まってそう言います。もう、あのNショップはとうになくなったのだから、そんな事を言っても仕方がないのに、黙って手を動かせばいいのに、と思うのですが、いつもそう言っていてうるさい人です。Sさんは、工場が出来てから、最後までここで働く事を拒んでいた人でした。そんな人が、まだベルトコンベアーに乗らないのは不思議なものでしたが、きっと何かコツのようなものがあるのかもしれません。僕はもう本当に、口を開くのも億劫なのですが、明日、そのコツを聞いてみようと思っています。そういえば僕の折れ線グラフは下がり続けていて、明日あたりがあれだと思うので、聞けるかどうかはわからないのですが、聞いてみようと、そう思いました。それって、明日あれだとわかっていても苗木を植えるようなもので、すごく前向きだと思うのです。とにかく、それにしても、明日があるのでもう眠ります。
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 と、以上が、2003年6月某日のなんというかあれでした。本当は、書こうとしていたこともあった筈なのですけど、ちょっと忘れてしまったのでこんな文章を書いています。こういう話は書くことなくても書けるので便利だなあと思います。読んでいて別段、楽しいものではないとは思いますが、今日は実は単に更新をしたかったっていうか、文章を書きたかっただけでした。あ、そういえば、巷で噂のものをやってみました。ナイトであり、マザーであり、フィーリングであって、スロウであるとのことです。2回やったのですが、2回目はナイトがピュアに変わる結果となりました。当たっているかどうか、僕と接した事のある方は判断してみてください。その、判断している時間といったら、あなたの人生において7番目くらいに無駄な時間であると思われます。

[2003.06.17]

■ハートに火をつけて
 2003年6月12日の日記。ざうだだだーん、っていう具合にギターが鳴って、楽曲は正に最高潮。ドラムはいよいよ何かの扇動っぽく鳴っているし、ベースもぐわあぐわあって唸っている。あたりがなんだか輝いているから、僕は、きっと君が来たに違いないって思ったけど、それってよく見たらただの車のライトだったよ、とか、そういう感じの歌を聴いていました。僕はその曲好きなのです。そういうのもあって、今朝は割といい気分でした。まあ、僕にだって人並みに、嬉しい気分や哀しい気分や腹立たしい気分があるわけで、今朝とかいつもに比べたら珍しくずいぶん嬉しいほうだったのです。けど、しかし、それにしたって長くは続きませんでした。そんな気分を沈ませるカウンターパンチをその後、一介の自販機風情に喰らってしまったのです。せっかく、いい気分だったのになあ。と思いました。

 というのも、旧日本軍における満蒙に匹敵するレベルで必要、と僕の中でまことしやかに噂される、僕の生命線ことマルボロライト(280円にて絶賛発売中)が、7月1日より、300円にて絶賛発売されてしまうことを知ったからです。うひゃあ、なんたるこった。喫煙者に対する迫害は勢いを増すばかりであって、とどまるところを知りません。って、値上がりするの、知ってはいたのですが、こうやって改めて提示されると衝撃もひとしお、僕の頭はしおしおとうな垂れるのみです。そういえば、僕が煙草を吸い始めた頃、マイルドセブンは220円とかでした。マルボロは250円だったでしょうか。それが300円とかいって、そんなの、300円の煙草なんて、かつてはよくわかんねえトラサルディの煙草とかしかなかったのであって、愛するマルボロが300円なんかに変わり果て、いよいよ僕の涙の滂沱たる様は隠し切れません。ああ、俺、マルボロライトのこと愛し続けられるのか、自信なくなってきたよ…。

 そんな具合に僕と煙草の間にある、マイケル・ジャクソンでもこんなに愛を持ってねえだろ、っていうぐらいの大いなる愛に立ちはだかる障壁が今回の値上げなのですが、そんで今までだって値上げという障壁を乗り越えてきてはいたのですが、流石に300円はつらいものがあります。値段の問題っていうより、気持ちの問題として…。もう、煙草ったら段々、手の届かない存在になっちゃうのかな、なんて……それにしても、この値上げ、これを機会に止めろっていうご宣託なのかもしれませんね。止めれば、例えば飲んでる時とかに、煙草の煙が何故だか高精度のピンポイント爆撃ぶりを発揮して煙草を吸わない人の方に流れる、といった怪現象の原因を作っちゃってしゅんとならなくて済むし、ひいては、煙草を吸わない人から、この悪鬼、この羅刹、みたいな目で見られることもないですし。なので煙草とSAYONARA、まっとうな人生に向かってレッツビギン!!という壮大な計画を練ってみたはいいものの、計画とか難しいことを考える時には煙草吸うといいよねー、っていうか名探偵神宮寺三郎(ファミコン)も煙草を吸うと推理が冴えるしね、ああ、煙草ってば魔法サ、なんて思いながら煙草を吸ってしまうのでこれどうしたものか。畜生、その昔僕は就職活動の時、JTを受けたことがあるのですが、JT社員が説明会・面談なのにふんぞり返って煙草を吸っていた姿を思い出します。そう、煙草のウラにはJTがいるので、僕がシステマティックな感じでニコチン中毒に陥る現象を操作しているのが彼ら黒幕JTなのですが、それでも、ううん、黒幕JTとお前は関係ないよ、なんていって僕はまだ煙草を愛し続けるのでしょう。全く、とんでもない性悪に惚れてしまったものだなあ、と思います。こいつめ!(煙草のフィルターをつん、と弾きながら)
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・ひみつメモ
 どうにも気になったので、T田塾について調べてみた。調査結果はだいたいこんな感じ。ああなるほど、そういう系統か…。あと、ついでに引っ掛かったのがこれ。ここには、T田塾子飼いの経営者の、インタビューが載っている。googleのキャッシュだとプロフィールに「T田塾出身」と書いてあったが、今載っている方のプロフィール、つまりキャッシュじゃない方は該当部分が削除されている窪塚メッセージ的な展開。ちなみに彼は、インタビューで、「(T田塾での)“丁稚”経験などを伝えていき、“真の商売人”を育成するのが夢」と語っていたナイスガイだ。この彼、輝かしいベンチャーっぷりが顔面に滲み出ているのでインタビューは必見。あと、T田塾が設立した会社で、騒動の根っこ、そしてもちろん彼の会社との関連もあるっぽい「JMS(日本メディアサポート)」のサイトは、何故だか知らないけど現在絶賛サーバダウン中。

[2003.06.14]

■ガール・フロム・マーズ
 オウ、ワシや。関やで。こないだ、『おうワイや! 番長日記』っちゅう本を衝動的に買うたんで、口調まで変わってもうたわ。まったく難儀やな。今日はこんな口調やし、微妙にローカルな内容も交えて買い物日記とかちょっと気になる事とかでも書くで。まあ、こんな口調の所為にしてスマンのやけど書かせてもらうわ。って知るかボケ。ちなみに『番長日記』は最高やったで。夜な夜な精読しとるわ。

Radiohead『Hail to the Thief』
 まずはレディオヘッドな。正直、ワシは前作5回くらいしか聴いとらへん。ってまあ、5回は言い過ぎやし一応もっと聴いてたけど、兎に角ありゃ駄目だったんよ。肌に合わへんかった。まあ、それはどういうことか、って要約するとやな、ワシの肌には別嬪の柔肌しか合わせへんでっちゅう話や。どや?マジでわかりやすいやろ? わからへん奴はシバくで。っつうか、この口調やとどうもシモのネタが意図せず出てくるのう。ワシは本当はそういうの嫌いっていうか、心が清いっていうか、正味な話ワシは地上に降りた最後の天使様やから本来は口が裂けてもそういう事は言わない筈なんやけどな。あ、レディオヘッドの今回のアルバムの感想書くの忘れてたわ。えーと、まあ、あれや、ええアルバムやで。当社比で前作の5倍はエエわ。最近よく聴いとるで!

メロン記念日『赤いフリージア』
 100円で買うたわ。中にミニライブ&握手会のチケットが入っとった。まあよく言われてることやけど、メロンのメルヘン担当の人はメンヘル担当じゃなくてよかったな。メルヘンとメンヘルは紙一重やからなあ…って、日記サイト界隈でちょっと有名な誰かが昔言っとったで。言ったのワシやない。あと、よく考えたらよく言われてるかどうかは全然知らんかった。ん、まあ、そんなこんなでワシは悪くないということを言いたいがための保身をサクッと済ませたので話を進めよか? メロンの最新曲はワシ、実際問題微妙な誉め方しかでけへんのやけど、その前にリリースされた曲であるところのこの曲は好きやで。つうかこれエエやん? いかにも「ポップス」って感じで。なんか、今更こんなこと言うのもあれやけど、ホンマ条件さえ揃えば、もうちょっと売れても良さそうなもんなんやけどなー。

Royal Trux『Thank You』
 有り体に言うと聴いたことなかったんで買うてみたで。ワシは音楽とかようわからんからこうやってぼつぼつ聴いてくしかないんよね。で、あんま歴史とか知らんからこのアルバムだけの印象で適当にものを言うけど、泥臭さとアグレッションの配分がええな。形だけ見ると割とレイドバックした曲が多いんやけど、でもまあ、ハードロックのギタリストがソロアルバムとかで趣味丸出しで作った、みたいな感じはせえへんな。かっこええわこれ。

週刊文春だかなんだかの見出し
 なんや、電車で中吊り広告見たんやけど、変なセックス洗脳集団がいるっちゅう記事があったで。女子大生を洗脳しとるっちゅう話や。っていうよりその筋(カルト筋)では有名なんかなこれ。教祖っぽいやつが「一生懸命働いたら俺の子種を注入してやる」とか言うとるらしいで。懸命に働いた結果がそれっちゅうのも空しいお話やんなあ。遣る瀬ないで。まあそれはともかく、その洗脳集団、名前が「竹田塾」っていうらしくて、なんかもう名前からしておもしろ、いや、悪の権化ちゅう感じ。なのでワシはそこの教祖に対して義憤を抑えきれへんワ! 何が子種注入棒じゃボケ!! お前の夜のアクセスカウンターは回りっぱなしやとでも言いたいんかい…!! って、わからん人にはまるでわからん話でえろうすんません。っていうかこの話、おもしろいと思う人がいたとして世界中でせいぜい2人くらいしかおらへんような微妙な話やね。あー、ワシ、すごいだるくなってきた。難しい話はようわからんわー。ホンマ、世界中が平和やとええのにね。ってな感じで逃げ口上が炸裂したところでおしまいやで。あと、この口調飽きた。

[2003.06.11]

■蓮きもい
 メッセンジャーとかいうもの。俺は、それを立ち上げる時もあれば、そうでない時もあるが、先日立ち上げた時に奇怪な入電を頂いた。それは、前職の、先輩からの入電であった。いわく、前の会社に俺が大いに苛まれたOという上司がいるのだが、今、Oと、今の彼の部下が、丁度1年前の俺とOの関係をなぞらえたかのように悪化しており、部下は追い詰められ、崩壊寸前である、というものだった。なんとも哀しい、というよりも遣る瀬ない気分でその話を聞いていた俺は、これではまるで、かつての職場で俺の、拡大か縮小かは知らないが再生産が行われているみたいではないか、と思った。その昔、俺が経済原論Vとかいう授業で習った基礎的な循環モデルは、どうやら形を少々変えて旧職場にあらわれていたようだ。つまり、Oが、俺のような部下を再生産する為の主軸となり、循環が発生している。ただ、ここでひとつ言っておきたいのは、Oという男は、悪鬼羅刹のような人間というわけではない。どちらかと言えば、妻も子もあり、メッセンジャーのサインイン時の名前に、なんちゃらパパ、なんて付けてしまう様な子煩悩な一面を持つ社会的に見れば概ね善良な一介の技術屋なのだ。ただ難点は、恐らくは生来の気難しさが災いしているのか、組織内で色々なタイプの人間と円滑な関係を築くことが苦手であるように見えることだった。そして、さらにOの難点は、ある種の性質を持った部下と相対する時に、我慢がならないのか、仕事に支障が出るレベルで関係を破綻させる方向で動いてしまうことにもあった。というか、はっきり言うとその、ある種の性質を持った部下というのは俺のこと、ザッツミーだったのであり、そんなわけで俺は、汎用上司とソリが合わない型残業兵器:TYPE-俺がかつての職場で量産される様を想像していたのだ。

 そう、これはいかにも哀しいことである。Oにとっても、俺にとっても、今Oと関係が悪化の極みにあるらしい名も知らぬ人にとっても哀しいことだ。どうして、そうなってしまうのか…と憂慮していたのだが、ある刹那、それってつまりOや俺には「幸せオーラ」が足りないからなんだなぁ!という考えが雷鳴の如く沸き起こり、俺は、それに支配された。というのも、今週の『an an』誌には、「幸せオーラの徹底解明! これであなたも幸せに!!」という感じの特集が組まれていたからだ。特集を要約するとどうやら、「幸せオーラを身に纏えば、素敵な恋とか素敵なサムシングが目白押しであなたに襲い掛かっちゃうから、必然的にアナタは取り返しのつかないくらいのいい女に!」という意味のようで、なるほど、オーラを身に纏う、使いこなすことの重要性は『北斗の拳』『聖戦士ダンバイン』などの歴史的遺産でも立証済みの圧倒的な事実であるから、俺たちネガティブcreep(^o^)がハッピーかつシャイニングな人生を歩む為には、幸せオーラの会得が急務であることは間違いなさそうだった。

 なので一念発起、幸せ文献an anを精読しオーラの習得に努めようと思ったが、そこには、常にポジティブであれとか、笑顔であれとかの難条件が載っており、さすがオーラを纏うには厳しい修練が必要なのだなと感じてしまった。こんなことではダメだ。最早俺は挫けそうである。ああ、俺は頑張れるのだろうか、輝けるのだろうか。というわけでこのサイトでは、無理なく幸せオーラを身に纏える裏技(ウル技)を絶賛募集中である。今そう決めた。このサイトのトップページにはフォームとかいう魔物が潜んでいるので、大いに活用してほしい。まあ、本当は、多分俺自身が20分後くらいに飽きるので、フォームは送ってくださらなくて結構なのだが…。それに、別にフォームに対する面白回答のアップロードなどは予定していないしそもそも面白回答の作成能力は俺にはない。ってちなみに、an anなんてなんで読んでるの?って言われるとそれは仕事で読んでいるからなんだけど、an anには幸せオーラの使い手、師範代として、あややが載っていた。泣く子とあややには勝てない、という古来からの言い伝え通りのメディア展開に俺感服。した次第。

[2003.06.07]

■CEOもエクソダス
 今朝はどうにも早くに起きて、まあ、早く起きる理由があってそうしたんですけど、なんだか変な気分だったので、気が付くととてもしょっぱいお話を書いてしまいました。なんか、書いてしまったので、一応、アップします。しょっぱいので、後で恥ずかしくなる事必至なんですが、今までも何個か書いたけどアップしてない文章とかあって、それを考えると、そうでもしない限り残らないなあと思ったので、たまにはアップしてみます。あ、あと、レディオヘッドのアルバムを買いました。前作よりずいぶんと僕にとって好ましい出来でした。タナソウこと田中宗一郎さんのライナーに、「ダーク・フォース」って言葉が多用されてたのと、「エクソダス」って言葉がやっぱり出てきてたので、期待を裏切らない方だなあと思いました。

[2003.06.04]

■【宗教】スヌーザー【法人】
 ここ最近、自分が仕事の話を矢鱈いっぱい書いていたのは、何も社会が発する社畜ビームを浴びた所為で突然変異を起こし、仕事だいすき人間になったからではありません。っていうか、僕を甘く見ないでください。僕は変わらず仕事がだいきらいです! だのに、何故、歯を食いしばり仕事のことを書いてきたかというと、そろそろ自分が以前の会社を辞職して1年が経とうとしていたからです。つまり、もうすぐー、1年になるわー、会社を辞めてー、なんて歌いだしたいウキウキ気分だったからです。まあ、節目っていいますか、なんていうか、そういう気分だったのです。

 で、さらに言うと、実は昨日(正確に言うと一昨日)が僕の辞職記念日、解放記念日でした。ということはつまり、これはもう、控えめに言っても大変に目出度い日です。なので、国家関連の偉い人なんかが五体投地をしながら僕の家に菓子折持参で巡礼に訪れ、多額の金銭をお布施することで僕の財布・口座に飛躍的な経済波及効果を齎し、僕の預金残高をカルロス・ゴーンもかくやという鮮やかな手腕でV字回復させてくれる筈だよなあ、と僕は信じて疑っていませんでした。だのに、何故、彼らは僕の家に訪れなかったのでしょうか? 1人も、そう、1人も来てくれませんでした。政府の人たちは、ちょっとお茶目な額の負債を抱え込んだ斜陽企業や銀行を救うために資金を投入しているというのに、人生がお茶目な斜陽ぶりを見せている僕に対しては何もしてくれません。お茶目、斜陽と条件は同じ筈なのに、です。うーん、そういうのを、日本語でSA・BE・TSUっていうんじゃないかなって思います。以上のことはたいへんにせつない話であると同時に腹立たしい話であったため、今日の僕は早く床に着き眠って忘れようとしていたのですが、どうしても憤りを抑えきれず起きてしまって、こんな更新をしている次第です。っていうか、あー、そろそろ3時じゃん。明日仕事があるのに。やばいなあ。

 って、なんだかまた眠くなってきてすげえ色々どうでもよくなってきました。例えばこの日記とか。まあ正直「国家が俺にお布施」とか、ちょっと面白いかなって思って書いてみたけど、なんかそうでもなかったっすよ。こんな日記じゃあなんだか、山なし、落ちなし、意味なしっていう3条件を満たしててどうにもあれですよね。ちなみに、関係ないんですけど、僕は同性にいたずらされるのは嫌いです。

[2003.06.02]